Dearest

9・1人の女性として

ある日。

ラヴは子ども達の部屋を訪れ、気になっていた事を聞いてみた。




「レオン、中に入りますよ」

「んぁ〜?何、ラヴ」



まずレオンの部屋に訪れたラヴ。


レオンは寝そべりながらサッカーのDVDを観ていた。




「レオンは彼女とかいないのですか?いるのなら紹介して下さい」

「何だよ、いきなり」

「子どもの恋人が気になるのは、どこの家の親も同じです」



ラヴは真剣な眼差しでレオンを見つめる。




「俺、彼女いないよ。だって俺の好きな子はずっとアキだもーん♪」



レオンの発言にラヴは目を丸くする。




「女性が大好きなのに彼女いないのですか?」

「うん、女の子はみんな好きだけどアキとは違う好きだから。…ヤリ友ってヤツ?」




ラヴはレオンの頭を叩くとサミュエルの部屋へと向かった。
< 214 / 596 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop