Dearest

24・誇り高き子猫

大学の講義が終わり、サミュエルは教室で友達と話していた。



「サミュエル、合コンしようぜ」

「僕はいいよ」

「なんだよ、付き合いわりぃな。人数足りなくて困ってんのに〜。…レオンさんなら来てくれるかな?サミュエル、頼んでおいて」




大学生になってからの友達たちは、合コンやらコンパやらで毎日楽しそうだった。


協調性のないサミュエルはその中で1人、浮いている気がしていた。




「…僕もたまには友達に合わせた方がいいのだろうか。でも女性に免疫も興味もない僕が合コンにいっても、みんなに気を使わせるだけだろうし」



サミュエルはそんな事を考えながら帰り道を歩いていた。
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