Dearest

4・何気ない幸せ

何気ない瞬間に幸せを感じた…


特別な事などではない。


ただ、当たり前なこの瞬間が『幸せ』というものなのだろう。






うるさいほど蝉が鳴り響く季節。


この蒸し暑い季節は、各部屋で冷房をつけるとブレーカーが落ちる為、決まって冷房の効いたリビングで川の字で眠るエンドロール家。




テーブルとソファをどけたカーペットの上で


レオン・ラヴ・アキ・アシュリー・サミュエルの順で寝そべっている。




暑苦しいのにも関わらず、5人は寄り添いながら眠っていた。
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