Dearest
「ママ、ただいまです」

「おかえり、キズナ」



キズナはリビングに入るとアキに抱きついた。




「何かレオンみたくなったな、キズナは」

「でも女嫌いなのはアシュリーに似てるよ?秀才なのはサミュエル似で、見た目と物腰の柔らかさはラヴかな」



アキはキズナの頭をポンポン撫でる。


キズナは嬉しそうにアキの首にすり寄った。




「…そういえば、あたしに似てる所がないっ!…もしかしてあたしの子じゃないの?」



アキはキズナの肩を掴んで顔を見合わせる。


ラヴにもアシュリーにも負けない程の整った顔立ちのキズナに、ついアキの顔が緩む。




「ありますよ、アキに似てる所」

「どこどこ!?」



アキはラヴを見つめる。
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