Fragile~思い出に変わるまで〜
ハッとして我に返ったように、美咲は私の顔を見る。


「あー、ごめんごめん

そっか……

さとみ……辛かったね?

はぁ……

でもあんたは相変わらず健に甘いんだから!

たまにはガツンと言わなきゃダメだよ!

あの男はあんたに甘えてばっかりで、全然さとみがどんな気持ちでいるかなんて考えてないと思うよ?」


美咲らしい辛口コメントで私を優しくたしなめてくれる。


「うん、わかってるんだけどね?

あんまり追い詰めちゃうのもだんだん可哀相になってきちゃって……」


そう言うと美咲は小さくため息をついて、私の目を真っ直ぐに見つめた。


「さとみのそうゆうとこ、私は好きだよ?

健もあんたの深い愛に守られて幸せだと思う

でもさ……

理解ある妻って、時には都合のいい妻ってことになることも……あるんじゃないかな……?」


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