Fragile~思い出に変わるまで〜
俺の態度がさきほどとは違うことに気づいたのか、さとみも緊張した面持ちで座り直す。


「今日は来てくれてありがとう……

さとみにどうしても伝えたいことがあって……

聞いて……くれるかな?」


俺は思いきってさとみに問いかける。


「うん……聞くよ

私……ちゃんと聞く」


俺の目を真っ直ぐに見ながらさとみは答えた。


「俺……さとみがいなくなってから、ほんとにダメなやつで……

藤森とひなと暮らしてからも……ひなのことにしか目を向けてなかったんだ……

結局藤森を傷つける形で別れることになって……

あいつに言われたんだ」


いったん言葉を切ってから、俺は大きく息を吸い込んだ。


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