天を衝く槍
夜が明け、朝ご飯を食べ終わって食器などの片づけをする。
リャノは自分の武器の手入れをしていた。
そんな時。
「!」
何か、得体の知らないものの気配がした。
あの注射をしたことで、ここに入る前では分からなかった匂いや、気配が分かるようになった。
ジルが立ち上がり、リャノも手入れをしていた自分の武器を装備する。
彼らの目は真剣だった。
「来ましたか」
ジルの表情の変化を読み取って、リャノが言った。
「わざわざ向こうから来てくれるなんてラッキー」
ジルは不敵に口角を上げた。
そしてリャノが私の方に来て、「ウサギが来た」と耳打ちする。
ドクドクと心臓が鳴る。
『死んじゃダメだよ』
ソンジュさんの言葉が頭の中で響く。
私はフォシャールのを手に取り、三人はロッジを出た。