ソライロ~短すぎた五日間
日曜日…

「ヤバい!順もう来てるかも!」

服選びに時間をかけたせいでかなりの遅刻。
「夏目~?」

「あ…順もう来てたの?」


「さっいこう!」


徒歩30分で到着


「ねぇねぇイルカみようよ!」


時間を忘れて楽しむ 二人。


「あ!もう6時30分だぁ!最後に観覧車のろうよ!」


「そうだな」


列が短かった為、早く乗れた観覧車に沈黙が走る。


「あ、手出して…」


先に沈黙を破ったのは順だ。


「は~い!」


右手の人差し指に何かがはまる。


うそ…


指輪だ…


コホンッと咳払いをして、重大な事を発表するのかいつになく真剣な顔。

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