Hurly-Burly3 【完】

「あははは、向こうに巨大プリンがお披露目

試写会してたんだよね~」

陽気に言っているようで明らかに動揺している。

そして、それに騙されるのはちぃーとナルぐらいだ。

ちぃーの目を盗んで逃げようとする馬子を捕らえた

のは逃げて行く方向間違えたのか伊織にまさかの突進

してきた。

「ぐへっ」

尻もちをついて吹っ飛んだ馬子に凝視する。

それでもまだ被りモノを必死に装着している。

「お前、何でこんなところ居んだよ?」

「お前とは誰のことだ!?

あたしの名前はサラブレット・馬子だ。」

馬子って名前でいいのかよ!?

慶詩の問いかけにつーんとした言い草の馬子。

「日和ちゃんだよね?」

馨の問いかけに明らかに動揺する馬子。

「ひ、人違いだ!!

そんな子はここら辺には居なかった。」

「お前、痛ぇじゃねかよ。」

伊織が馬子の被りモノを取ろうとするも

馬子絶対に外そうとしない。

「か、覚悟をするのだ!!

この仮面の下には惜しみだされる美貌を

魔法で封印されたのだからな・・ハハハッ」

やっぱり、こんなこと言うのはヒヨリンだけだ。

ちぃーが後ろからひょいっと被りモノを取る。

「お前、本当の姿は馬なのか?」

ちぃー、天然過ぎるにもほどがあるぞ。

「あははっ、実はサラブレット・馬子は

あたしの本職だ。」

「おめぇの妄想のせいでかつてないぐらい

千治が困ってんぞ。」

慶詩に叩かれるヒヨリンは明らかに動揺していた。

「日和ちゃん、1人?」

馨の言葉に苦笑いするヒヨリン。

「横山とサユリンと一緒じゃなかったの?」

ナルの問いかけに首を横に振ったヒヨリン。

2人と一緒じゃないってどういうことだよ。

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