Hurly-Burly3 【完】

ハートに氷の槍が刺さったわ。

「酷いやいっ!!」

いじけてやるんだからね。

馨君が冷たい人だと思わなかったぞと

言って喚くからね!!

「日和ちゃん、そんないじけなくても。」

馨君はあたしの心にマイナス200℃の

氷の槍を突き刺したのよ!!

「ヒヨリン、ごめんな。俺、悪いことしたか?」

しゅんと落ち込むナル君が犯罪級の可愛さで、

潤んだ瞳に完全なる悩殺された。

「ううん、そんなことない。全部あたしが悪いです。

ごめんなさい、切腹してお許しを。」

「馬鹿かてめぇは!!」

慶詩に小突かれて激怒した。

メロスは激怒したんだ。

「天才と言え!!お前が馬鹿だ!!」

「あ゛あ゛?やんのか?」

恐ろしい光線再来だ。

「いいえ、物騒なことを言うな。」

「たった今、切腹するなんざ言ったヤツのセリフか!!」

あら、うっかりさんだったわ。

「ヒヨリン、早かったな!!」

ユウヤがVサインをする。

「当たり前だ、このあたしが本気を出せば

やれないことなどない。」

「俺、改めてヒヨリンの足尊敬する。」

「いや、ユウヤの足の方がすごいと思うけど。」

だって、夏休みの崖くだりを難なくこなした

あんたの破天荒さは尊敬の値に入る。

「ちょっ、いきなり引っ込んでなさいよ!!」

サユにグイッと手を引かれる。

「サユリンもお疲れ、ムカデ競争とか

頑張ってたよね!!」

ナル君の言葉にまぁねとツンモードのサユ。

「そうだ、みんなも暇だったら焼き芋パーティー

に参加するといい。詳細はもっくんへと送った

からもっくんを探してくれ。じゃあ!!」

サユと仲良く肩を並べてコンビニ行こうとした

ところを止められた。

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