Hurly-Burly3 【完】
最悪だ、あたし伊織君に面倒なこと巻き込ん
じゃってないかな?
「い、伊織君、あたしもう大丈夫だよ!
今は後追ってきてる人見えないし、伊織君
のおかげで大健闘なのだよね。えへへっ、
さすが魔導師だけあるよね。伊織君、ありがとう!」
ここからは1人でかくれんぼしてれば大丈夫だろう。
ミス星鈴が終わるまで逃げ切ればいい!!
「馬鹿言うんじゃねぇ~の。さっさと探しに
行って屋上行くぞ。」
「うぇっ」
いきなりのことで頭がパニックになる。
「いっ、いおっ、伊織君、これは何だ!?」
「こっちのが危なくないだろ~。ったく、ウチの
お姫様は世話が焼けるなー。」
何が転がってるか分からないからまた足
怪我したくないだろと言う伊織君。
絶対に疲れてるはずなのに。
のんびりとした口調は変えないで、
あたしを軽々とお姫様抱っこしやがった。
そんなに軽いわけない。
「お前、小さい癖に重いわ~」
「酷っ!!」
何トンだよとか笑いながら言ってくるから
降ろせフェロモンと叫び続けた。
「ぎゃああ、あたしにこんな高度の技術求めないで!
お姫なんて無理だよ!!あたし十分自分分かってるから
これはやっちゃいけないパターンだって知ってるんだよね。」
「黙ってしんみりしてりゃいいじゃねぇ~か。」
「伊織君、笑ってるよね!」
もう恥ずかしすぎて穴に入りたい。
どこかに穴がないかな。
ついでに、冬眠して来るのに!
皆様が忘れた頃におはようって言いながら
何もなかったように出てきちゃうからさ。
クマさんとお友達になって冬眠友作って
不良メンバーズ驚かしてやる。
ぐへへっ、どんな反応するか楽しみだわ。
よっちゃんはヘタレだからビビるだろうな。