Hurly-Burly3 【完】
最近、2人のこんなところを見ていなかった
ため不良メンバーズは心配していたのだ。
「日和、会長なんかのことは聞いちゃ駄目よ!!」
「何故、サユはこんなに殺気立ってるの?」
日和の困惑顔に不良メンバーズはみんな
曖昧に笑うのだった。
「それで、どうするのかな?」
馨のその問いに日和は首を傾げる。
「どうするって断るに決まってるじゃない。
あたしはただでさえ委員長にすらなりたくなかった
んだから、会長だなんて想像しただけでげっそり。」
嫌そうな顔をする日和を見て不良メンバーズは
喜び日和を胴上げしようとした。
「それじゃあ、断ったの?」
紗友梨の問いに苦笑いを浮かべる日和。
「いや、あんな美人さんを前にどう傷つかずに
断れるのかと模索中だ。」
う~んと唸る日和に紗友梨が目をキランと
させて両手を握った。
「あたしが断ってあげる。」
「えっ、サユが!?」
日和の驚く顔に紗友梨はにっこりと笑う。
「日和が断れないならあたしが断ってあげるって
言ってんのよ。」
「そ、それは頼もしい味方が付いたね~」
日和の呑気な姿を見て不良メンバーズは
みんな思うのだった。
紗友梨と日和がどうしてこう上手くいくのか
を思い知ったのだ。
どうもタイプが違う2人の仲の良さがイマイチ
よく分からずに居た不良メンバーズは一つの
謎を解読することに成功したのだ。
「日和、そうと決まったらすぐにでも
断りに行くわよ!!」
「えっ、サユちゃんっ」
紗友梨に引きずられていく日和を見て、
不良メンバーズはみんな苦笑いで見送った。
何はともあれ喧嘩しているわけじゃなくて
良かったと思う不良メンバーズでした。