Hurly-Burly3 【完】



***





「それで、あれはどういう・・?」

ユウヤの困惑した顔を目の前に紗友梨は

ため息を吐いた。

「目を付けられているとは思ったのよ。

日和は気付いてなかったみたいだけど、

ここ最近ずっとつけられていたから。」

不良メンバーズ総動員で驚く。

「ほら、日和って何気鈍感じゃない?

それにあの会長相当日和を気に入った

みたいだし、喧嘩売ってるのかしらって

少し口論したぐらいよ。」

紗友梨の殺気に不良メンバーズは身震いが

止まらないのだった。

「どうやら、日和ちゃんは生徒会に勧誘

されたみたいだよ。」

馨の苦笑いにナルの寂しそうな声が呟いた。

「ヒヨリン、生徒会に入ったらここ来なく

なっちゃうんじゃないか?」

それに不良メンバーズも寂しそうにした。

「日和が生徒会?

そんなのにあの子がなるわけないでしょう!!

日和が良くてもあたしが断固反対してやるわ。

あの会長と戦って日和を生徒会の思惑から

守り抜かなきゃ。」

紗友梨が改めて危険人物だということを

思い知った不良メンバーズは紗友梨を落ち着かせる

ためにもジュースを出したりおもてなしした。

「サユリンを敵に回したら俺たちは多分全員

お陀仏になるぞみんな。」

こっそりとそれに頷く不良メンバーズだった。

そこにドアをバンと開けてダダダダッダーと

走って来る噂の張本人が登場した。

「サユ、水臭いよ!!

何で言ってくれなかったの!?

あたしはてっきりサユはあたしに飽きてしまったの

かしらと悩んでしまったではないか。」

紗友梨に抱きつく日和を見て一同和む。

< 93 / 457 >

この作品をシェア

pagetop