大好きだから(短)
『先輩、好きです!』
「……。」
屋上から聞こえる話し声。
その声は私で、今、先輩に想いをぶつけた。
でも、先輩は彼女いるからフラレるって分かってる。
覚悟した上での告白だ。
でも、返事は、
「いいよ。」
先輩は困った様子もなくヘラヘラと笑いながら答えた。
「でもオレ、彼女いるけどいい??」
そんなに軽くてもいいの?!!
『……。』
「どうする?」
その時はあんまり先のこと、考えて無かったからつい『はい!』って答えてしまったんだ。