淫らな月
そして・・・
気持ちが決まれないまま
パスポートを急いで申請した。
パスポートもない私は彼に呆れられながら
一週間後・・無事に取れた
学校には一週間・・休むという届けを出して
私はアメリカの地を踏んだ・・
彼のお父さんにも紹介してもらった・・
彼のお父さんは彼の言うとおり
普通の眼の色・・黒かった
とっても優しそうな人で研究一筋な感じがして
彼のお父さんというより大地くんのお父さんって感じだなっと思った
私の外見にやはり驚いたようだ
父とは協力関係だが
君のことは聞いてなかったよ・・と言った
私は彼の家に泊まらせてもらいながら
彼が通う大学であるボストンの超名門大学に
案内してもらった
みんな頭良さそう・・・
そして空港からも感じていた視線・・
彼はアメリカでもモテるのね・・
髪が黒くて眼が青いなんて・・
彼に似合ってかっこよすぎるんだ
上手く言って他の色に染めさせようかな・・
なんて・・ね・・彼を丸め込むなんて無理
研究室で彼は筋肉生成を独自に研究してる
留守のあいだは彼の助手をしている人が
データーをとってくれていた
なんか私に厳しいのよね・・
部外者は入れないで欲しいとか
長い髪を落とさないでくださいとか
男の人だけど・・
だぶん彼が好きなのかなって思った
彼は気が付いてないみたいだけど・・
全く何を勘違いしてるのか
何・・仲良く話してるんのって怒られるし
こっちは文句言われてるのに・・
大学の講義もオープン参加出来るものはした・・
英語の勉強はしてきたつもりだけど
全然足りないと思った

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