生徒会長の裏の顔

彼氏と知り合い



***
薄暗い場所から明るい場所に急に出る。


思わず目を細める。


「座るか」


会長が手を引いて、私をベンチに座らせる。


私の前に立ったまま動かない会長は、繋いでいる手を掲げる。


「離さないの?」


会長はニヤリと笑った。


会長の手は、力をいれていなくて、私が繋ぎたがっているみたい。


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