生徒会長の裏の顔


そして、いつか奴の本性を確かめたいと思っている今日この頃だ。


放課後、私は生徒会室へと向かった。


扉を開けると、会長がいるだけ。


私はそのまま扉を閉めた。


しかしすぐに扉が開く。


「帰るの?」


部屋から出てきた笑顔の会長が、私を見下ろす。


「いえ。仕事が残ってます」


「なんで閉めたの?」


「…私情です」


一方的に話を畳んで、生徒会室に入った。


< 3 / 115 >

この作品をシェア

pagetop