milktea
「でもママあたし大学もあるし…」
「そこはお父さんが店長に言っておくから!な?頼んだぞ希依!」
そういうとパパはそそくさと部屋を出て行った。
パパの経営するアパレル会社は
そこそこ名の知れた有名企業。
「いい社会見学じゃない」
ママはふふふっと笑って洗濯物を干しながら
あたしに話しかける。
「パパがこんなに希依にお願いするなんて
滅多にないんだし、たまにはパパのお願い
聞いてあげて?」
優しいママの口調に次第にいいかも…なんて
思い始めた。
ママはほんとにパパに甘いんだから…
なんて思いながらも渋々バイトを引き受けることにした。
それが思いがけない出会いを呼ぶなんて
今はまだ知らなかった。