crazy story
「いやだよ・・なんでこんな・・」

「楓、こうなった事は、もう仕方ないよ」

なんでこんなに落ち着いてるのか

自分でも分からないけど

今は、この現実を認めるしかなかった。

「本当に、あの本の通りになるのなら」

そう、あの本には他に5人登場人物がいた。

あの本の通りになるなら、きっとどこかにいる。

「他に後5人程人がいるはず」

「ほんと・・?」

「確信はできない。ただ、あの本の通りになるなら、ね」

今は、その5人を探さなきゃならない。

あの本には、最後こう書かれていた。

「行動次第で運命は変わる」

それが、今の私の少しの希望。

あの本には「絶望」と「狂い」しか無かった

だったら、それと違う行動を取ればいい

単純な考えだけど。

そんな事を考えながら

楓と私は歩き出した。
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