cяimson moon 赤い月 extra

「何をする気じゃ?」


「?!?!?!?!?!!!!!!!!」


微睡みの名残など全くない澄んだ赤い瞳が、景時を映していた。


「ぅぁわわうさちゃ起き起き」


「?
妾は、何をする気じゃと聞いておる。」


ロッキングチェアからゆらりとうさぎが立ち上がり、ブランケットが床に落ちる。
景時は半泣きで、膝立ちのまま彼女を見上げた。


「ゴゴゴメナサ…」


「言えぬのか?
なら、妾が言うてやろう。」


「や、やめて。死ねる。許し」


「そなた…妾を殺す気だったのであろう。」


「ほんと、まじで、許し、ん?
はぁぁぁぁぁぁぁ??!!」


手を合わせ、指を交互に組んだお祈りスタイルで目を閉じていた景時は、驚きに声を上げた。

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