ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
あたしは、目についた……近くのベンチを指さした。


「そっか」


そう言って、あたしの手を握り、あたしをベンチに連れて行く煌。


そして、パッパッとほこりを手で払って、あたしを座らせた後、自分も隣に座ろうとしたのだけど……。


「飲み物買ってきてやるよ」


そう言って、煌は売店を指さした。


「えっ?
いいよ。
悪いもん。
それなら、あたしも一緒に行く……」


あたしはそう言いながら、立ち上がろうとした。
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