ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
そして……。


「…………」


かずくんは無言であたしの手を握り、人ごみをかきわけ、歩き出した。


後ろからは……。


「み、ゆ?」


女子の悲鳴にかき消されそうなほど小さな煌の声。


あたし……。


煌にキラわれたくなくて、かずくんと付き合うことを選んだけど。
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