ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
シルバーの髪の男は、あたしが首にかけている……五十嵐くんの校章を指さした。


「だって、これ……。
北星の校章だろ?」


「でも……。
五十嵐なんて、他にも……いんじゃね?」


そう言う青い髪の男の声が揺れる。


「……だな。
じゃ……確かめ……とくか」


ゴクリ……と、のどを鳴らして……。


シルバーの髪の男が、校章を裏向けた。


そのとたん……。

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