ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「ひぃぃぃ……」


今まで何度も聞いたことがある……恐怖にひきつった声を出し……。


シルバーの髪の男は、あたしの体を突き飛ばした。


「ヤベェ!!
コイツ……。
マジで、五十嵐煌の校章を持ってやがる!!」


「はっ?
マジか!?
コイツ……。
五十嵐煌の女!?」


「ヤベェじゃん!!
そんなヤツに、手ェなんか出したら、オレ達のほうが……」


「確実に……ヤラれる……」

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