ヤンキー王子とラブレッスン④【完】
「アンタが……。
五十嵐煌に大事にされるのも。
モデルのカズと付き合うのも……。
ウチの姫は、イヤ、なんだってさ」


雄二くんは、気の毒そうに口はしを歪め……。


「だから……。
ボロボロにしてくれって頼まれた」


「……っ!?」


五十嵐くんの校章をつついた後……。


あたしのキャミソールに手をかけた。


「そういうわけだから。
俺らを悪く思うなよ」
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