甘★猫☆
色素の薄いサラサラの髪。大きな瞳に長い睫。




めっちゃ  カワイイっ!!!




...ゴクリ。




思わず、生唾を飲み込む。




『な...なに?』




意外と無機質で、冷たい声だった。




『え...えっと、なんでもございませんっ。』




ドキドキして、ついつい、目をそらしてしまった。




あわてていることがバレないように、本に目線を戻した。




『あ――。それ...僕も見たことあるよ。面白いよね。』




さっきより、明るい声が耳元で聞こえてきた。




横を見ると...




『うわっ!?ちっ..ちかっ!』




女の子のような可愛い顔が、目の前にあった。




その子は、少しムッとした顔をして




『...ごめん。』




と、言った。




うわ。ムッとした顔も可愛い...。




..と思いつつ、名前を聞くことにする。




『えっと、名前は?』




『...黒崎奏太。』




『私は、如月綾菜。猫が大好きなんだっ!』




『...別に、聞いてないし。』




がぁぁん!




『あはは、ご、ごめん。』







< 3 / 121 >

この作品をシェア

pagetop