ブラックコーヒー
翌朝、目を覚ますと、不慣れな温もりに包まれて目が覚めた。



「…何この状態。」



あたしが間違っていなければ、あたしは今うっちーのベッドにうっちーに抱き締められながら寝てるわけだけど。



「…なんで?」

「記憶飛んでんのか?」



そんな問いかけに返答があって驚いた。

もちろん答えたのはうっちーだ。



「記憶…?」



不思議に思って記憶を辿ると、不意に思い当たる節が、あった。



「あれって…夢じゃないの…?」

「…現実だけど。」



あたしは思わずうっちーに抱きついた。
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