やわらかな夜
「シュージ」

あかりが俺の名前を呼んだ。

「あたしのこと、守ってくれる?」

そう聞いてきたあかりに。
「当たり前だろ」

俺は答えた。

何を言ってるんだと続けようとしたけど、やめた。

代わりに、
「好きなヤツを守らないヤツなんてどこにいるんだよ」

かっこつけたセリフを言った。

我ながら、キャラにもない。

「そうだね、シュージだもん」

あかりが笑った。

「ねえ、今日の夕飯はどこか食べに行こうか?」

「そうするか」

一緒になって俺も笑った。
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