秘密だよ?~ピアノとバスケそして君~
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カフェのドアから飛び込んで来たのは、

水色のポロにジーンズという、

普通の男の子の格好した、たかちゃん。


さっきの格好は、格好良かったけど、

以前のたかちゃんと雰囲気が違って、

なんとなく落ち着かなかった。


たかちゃんは、席に着くなりピザを頼んで、

あたしの隣にドスンと座った。


「もう、いいの?」


「ああ、うん。

 控え室にはもうみんないなかったよ。


 もう次のステージの人がいたよ。」


「ごめんね?」


「え?」


「あたしがいじけてなければ、

 もっと納得できるステージになったでしょ?


 迷惑もかけなくて済んだし。」


「いや、俺がここを選んだのは俺の身勝手だから。」


「あの~」


よこちゃんが呆れた顔して、

身を乗り出して来た。


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