君のとなりで恋愛中



それからどのくらいそうしていただろう。



気がつけばもういい時間。



最終の先生の見回りがくる頃。



「帰んぞ」

「うん」



今回は一緒に体育館を出た。



繋いだ手はまだ離れてなくて…なんとなく、離したくない。



でも…



「誰かに見られちゃうかな…」

「みんな帰ってるだろ」

「そっか」



翔真もこの手を離さなかった。



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