君のとなりで恋愛中



先生が言うには、あたしたちには協調性が見えない、チームの意思がバラバラだという。



厳しい叱責を受け、誰もが浮かない顔をしていた。



「天野、ちょっと」



帰り際、みんなでバスに乗り込む前、あたし一人先生に呼ばれた。



「お前がいちばん目立っていた。悪い意味で」

「え…」



一瞬、何を言われたのかわからなかった。



あたし…。



「お前が中学の頃活躍したと聞いて期待していたが…。もう少し考えろ、お前は根本的に間違ってる」

「根本的…?」

「バスケは一人でどうにかできるもんじゃない。チームメンバーとの協力が大切な競技だ。なのにお前は一人で突っ走りすぎてる」

「………」

「もっとチームを考えろ、お前の為のチームじゃない。話はそれだけだ、乗れ」

「は、はい…」



チーム…。



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