Helloween Night【短】
「今日が何の日か知ってるか?」


仕事を終えて帰って来た冬夜に小首を傾げると、彼がやっぱりと言わんばかりに笑った。


「ハロウィンだよ」


「あぁ……」


「ん」


「何?」


「せっかくだから、柚葉に仮装して貰おうと思って」


眉を寄せながら差し出された袋を開けると、バニーガールのセットが出て来た。


「バカじゃん……」


「言うと思ったけど、実はそれ貰い物なんだよ。でもまぁ、せっかくだから着てみたら?」


冷たい視線を送ると、冬夜が視線を逸らした。


「トーフ、お土産だぞ〜」


トーフの頭には大き過ぎたうさ耳のカチューシャは、結局トーフの体に収まった。


「アンッ!!(オレは犬だぞ!!)」






この後、冬夜は何とかして柚葉にうさ耳を着けて貰おうと試み、柚葉の機嫌を損ねるのだった――。





             END.


< 25 / 36 >

この作品をシェア

pagetop