ツンデレ★王子
「ななー…」

「何!?そんなに落ち込んで!」

「ふ…ふ…」

「ふ…?」

「フラれた~…!!」


そう泣き叫びながらななに抱き付いた。


「それはフラれたんじゃなくて、相手にされなかっただけよ」


少し落ち着きを取り戻したあたしに、慰めるように言う。


「デートはどぉすんの?」

「…今は考えてない」


デート…

行きたかったなぁ…

…こうなったのもあの雑誌のせいだ!

やっぱりあたしはマンガだけだ!
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