ツンデレ★王子
ピーンポーン…

そのときちょうどチャイムが鳴った。


「…あ!誰だろ~」


その場から逃げ出すように玄関に向かう。


「お…お父さん!?」


ドアを開けると現われたのは、にっこりと笑うお父さん。

あたしは慌てて先輩の靴を隠した。


「久しぶりだな愛里」

「え…今日帰って来る日じゃないよね…?」

「仕事が早く終わってな」


そう言って中に入って来る。

どどど…どぉしよー!!

中には先輩いるんだよ!?

お父さんに先輩のこと言ってないし…

これはヤバィ!!
< 217 / 251 >

この作品をシェア

pagetop