ツンデレ★王子
「…何叫んでんだよ」


後ろから聞こえた懐かしい声。

あたしは足を止めて、ゆっくり振り向いた。


「…先輩!!」


止めた足を動かし、先輩のところへ走って行く。

だんだん先輩の顔がハッキリ見えてきて、本物なんだと思った。


「見送りに来てくれたのか?」

「いちご…届に来ただけです」


ウソばっか…


「会いたかったよぉ…先輩」


泣きながら先輩に抱き付く。

先輩に抱き締められる。
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