ツンデレ★王子
「…あ!いちごが!」


あまりにも嬉しくて、持っていたいちごを軽く握りつぶしてしまった。


「あ!先輩の服にいちごの汁が!」

「は!?何やってんだよ!」

「すみません…」


あー…

感動の再会がぁ…


「いちご貸せ」

「え…でもこんなになって…」

「いいから!」


先輩はそう言って、あたしの手の中にあるいちごを口の中に入れた。

そしてあたしの手に垂れた汁を何度も舐める。


「先輩…?」


なんかスゴくドキドキするよ…
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