愛しの黒ライオン



獅子さんの顔を見つめると見た事の無い怖い顔をして前を歩き出した。


「どうして、そんな事言うの、私の事嫌いなんですか?」


「あ~嫌いだ、そんな子供みたいな奴、2度と会いたくないね」


子供?

子供でけっこうです、私も2度と会いたくないんだから。


引っ張られた手を離そうと片方の手で掴まれている獅子さんの腕を引掻いた。



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