愛しの黒ライオン
そう思いながら獅子さんの後を追い数メートル歩くと又誰かが獅子さんに向って声をかけて来た。
その声をかけて来た人は、ちょっとだけ獅子さんより年上っぽくてカッコいい男の人だった。
「獅子、相変わらず散歩か?」
獅子さんは、又足を止め声をかけて来た人の前に立つ。
「虎次郎(とらじろう)今日は、嫁さんの調子はどうなんだ?」
さっきとは話す口調も雰囲気も全然違う。
この虎次郎って人は獅子さんの友達?