本能で恋を
私が答えれば、葉月君は盛り上がる大人4人を見て、「なるほどね。俺も似たようなもんだわ」なんて、また意地悪い顔になって答えた。
確かに、うちの親も葉月君の親も同じくらいテンションが高い。
私と同じ様に、この元気な親を見て育った葉月君も、落ち着いた子どもに育ったようだ。
葉月君の場合、表情が読み取れないというのが難点だろうか。
多分、小さい頃からテンション高い親を見てきて、『自分がしっかりしなきゃ』なんて思ったんだろうな……私がそうだった。
母方のお祖母ちゃんからも、『愛子はいつになっても落ち着かない子だから、愛歌がしっかりするんだよ』なんて小さい頃からよく言われたし。
その後直ぐに料理が運ばれてきて、私と葉月君はお互いケータイとスマホを返した。
目の前の高そうな料理を食べて、時々親に話し掛けられれば答えて、
その後葉月君とはお互い話す事は無くご飯を完食した。