【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
こういう所が好きになれないんだ。って
訴えれば、コイツは直してくれるだろう
か?
――――――いや、無理だな。
自分で問いかけた問題に、即答したのも
自分だった。
だってそうでしょ?
きっと辻宮のこの俺様は天性のものであ
って、きっと誰も揺るがせないんだ。
辻宮は、最早、ため息をつくことしか出
来ない私を見下ろすと、クスッと笑った。
「これなら――――――イケる」
「……へ?」