【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
「そんな謝んないでよ!別に気にしてな
いし、それに斗真と一緒なら、一人より
も楽しいじゃん?」
そう。
どうしてだか、同じ部屋に泊まることに
なった私と斗真。
でも斗真もそれは知らなかったらしく、
顔を真っ赤にしながら洸太に詰め寄って
たけど、結局こうなった。
ふと、斗真を見ると複雑そうな顔をして
いた。
……あ、もしかして。
「斗真……、嫌だった?」
「え?」
「私は別に良いんだけど……斗真は私と
じゃ嫌だった?」
だからそんなに複雑そうなの?
だからあんなに真っ赤になってまで、洸
太に突っかかったの?
そう考えると、そうとしか思えなくなっ
てきて、私はうつむいた。