【完】狼ご主人様と子羊ちゃん
恥ずかしいから、上にパーカーを着て、砂浜に向かう。
すると、こっちに気付いた辻宮が不機嫌そうな顔で近付いてきた。
「……なんだよ、このパーカーは?」
「……日焼け防止?」
「語尾に疑問符ついてる時点でおかしいだろ。脱げよ」
そう言って冷たく私を見下ろす辻宮。
相変わらずの傲慢さには、吐き気がするのに、瑠璃と繭ったら鼻血をだしそうな勢いだ。
カッコいい、という呟きが今にも聴こえてきそうだった。