《続編》ボクは誰?

運命

千尋に強引に誘われた日になった。


『明日はデートだよ!』


昨日千尋にそう言われ、

すごく戸惑った。

ボクは食事かお茶だと思ってたし、

実際誘われた時はそんな話だった。

なのに、

デートだなんて。

「勇気ー!お待たせー!!」


「……。」


ものすごくハイテンションな千尋と、

対称的なボク。

テンションが低いままだ。


「どうしたの?」


「ボクは寝起き、いつもこうなんだ。」


寝起きは悪くない方だが、

今は寝起きのせいにしておこう。








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