orange sky

meeting

駅につき、扉が開く。
温まった電車内に冷たい冬の
風がふきつける。

ぎゅっとマフラーをしめ、
制服のスカートを抑えながら
出口に向かう。
一応春菜の方をみて、バイバイ
と手を降る。
さっきまでとなりにいた太一が
いなかったが、春菜の話に飽きて
別の車両に行ったのだろうか。
そんなことはどうでも良い。
寒いからまず帰ったらお風呂に入ろう。
などと考えながら出口をでる。
窓から春菜が手をふっていたので
笑顔で振り返した。

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