IMITATION LOVE
…そこまで考えて、ふと、私は自嘲的な気分になる。
…それでも、私には彼と結婚するしか道が残されていない。
彼が私をどう思いどう接しようが、関係ないのだから……。
「…世羅?」
いきなり黙った私を要さんが心配そうに呼ぶ声でハッと我に帰る。
「さっきは二人になる口実にしちゃったけど…本当に具合悪かった?」
いいえ、と首を横に振ると、よかった…と安心したように目を細める。
「じゃあ、最後に。
これ、俺からのプレゼント。
…まあ、本当は両親が相手の方にあげなさいってくれたやつだから……。
あとで、ちゃんと俺が選んだのあげるから、それまで、ね。」