秘密な男女
自室に戻り私は眼鏡を外すと大粒の涙が零れてきた




「うぅ………」




私にとってはファーストキスだったのにな




簡単に好きでもない人に奪われたんだ……




私が好きなのは会長だけなのにー……







どれくらい泣いただろう…


私はそのままベッドに身を預ける




泣き疲れたこととベッドの暖かさに眠気が襲うなか



コンコンッ

扉をノックする音が聞こえる



「はーい……」




私は曖昧な返事を返しながら眠りに落ちていったー……






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