秘密な男女
俺はその日から自分でも女遊びが激しくなったと思う




俺の中の何かが抜け落ちたような感覚だった





こんなんじゃ陸を心配させるだけかもな







でも…口出ししてほしくなかった




これは俺が決めたことなんだ




分かれよ……




「分からねぇよ。お前の気持ちなんて


…でもこれだけは言える


今向かい合わなきゃ後悔するぞ」




陸は俺の目を見てはっきりと言った




「……しねぇよ。俺は帰るぞ」



俺が帰ろうとすると腕を掴まれた




「マジでウゼェ!!」




俺は怒鳴りながら腕を振り払う





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