秘密な男女
ドンッ!!と音が静まった辺りに響く




「……っ!!??」




立花くんは驚いたように首だけこちらを振り返る




私は…立花くんに後ろから抱き着いていた




「あ…葵??」




立花くんにしては珍しく

戸惑ったような声が返ってくる



「う~~~っ…」




言葉に出来ない想いを抱えている私は


ただひたすら立花くんの背中で泣きじゃくっていた






すると

立花くんの手が私の手をほどこうとする





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