秘密な男女
「いや…委員長が焦ってるの初めて見るなーと思って」




かぁぁ~と私は顔が赤くなるのを感じる




今…暗くて良かった……



電気も照明も弱い








「あ…照れてる?」



彼が私に聞く





何で分かったの!?




「照れてないです!!」






私がきっぱり答えると彼は



「そっか…」





と言って小さく微笑んでいた







多分……私が照れているのだと気付いているんだろう








「あ…でもさっきの冗談じゃないよ」




「え…?」




「委員長を家まで送ろうかなー…と」




「結構です!!」




私は彼の言葉を遮るように言った





あれを見られる訳にはいかない…




「え…遠慮しなくていいよ?だって俺……」





「一人で帰れますから」






私はそういうと逃げるように家に帰ったー……






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