秘密な男女
「ご飯が出来たら呼ぶから自分の部屋行ってていいわよ」



「はーい」




私は2階へと上がる



2階には部屋が3つ

左から順に私、3年前に東京の大学に行ったお兄ちゃん、空部屋となっている




私は部屋に入ってベッドに転がった





今日は……ビックリしたな…




さっきまでのことを思い出して顔が赤くなる



うわー!!


男の子とあんなに近づいたの初めてかも…




あの時の言葉が頭の中で反芻している



耳に息が……ひゃー!!




一人部屋ではしゃいでいた





こんな姿…他の人には見せられないな



私はあの時のことを思い出す……




ははっ…



今でも涙が出てくることに笑えてくる





そんな時……




ピンポーン……


家のチャイムが鳴る




「葵ー!!今お母さん手が離せないから出てちょうだい」




「はーい!」




私は涙を拭い眼鏡をかける




…眼鏡を外す時は親の前でだけだ




私は階段を駆け降りて玄関のドアを開ける




そこにいたのはー……





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